in my dreams...
...CQ,CQ...Name?
...No Gimmicks
絶えざる海鳴りは吉川知生の耳に今もはっきりと聞こえているのだろうか?
この一つの固有名とともに
〈手の痕跡〉を私はきれいさっぱり捨てようと思う
〈手の痕跡〉の否定を急ぐあまり
そして、二つの固有名にre:spectを込めて
それをきっぱりと断ち切るところに
彼自身の手を硬直させた
引用符なき引用を
〈私〉を消滅させる
...re:wind
「絶えざる海鳴りはぼくの耳にはっきりと聞こえているのですが」
これは問いかけだろうか?それとも独白だろうか?
したたかな悪意
「心の共鳴板を響かせる写真を見分けることぐらいはできそうです」
もはや遡行は不可能である
欠けていたものがあるとすれば
あえてそれを逆手にとること
「あなたが饒舌に語れば語るほど」
その分水嶺を今度という今度は絶対的に仕切っていくこと
「あなたの真実は」
われわれに対して事物が侵略を開始するのだ
「あなた自身の身体から」
大切なことは絶望的にそれを認めること
性急に生き急ぎすぎている
「あなた」が語るところに〈私〉が生まれ
私の中へのめり込んでくるもの、それが植物だ
「遙かに遠のいていくのではないだろうかと」
写真家である私になまなましくアクチュアルな問いとしてある
...そして「わたくしたち」は
わたくしたちの反=気絶的日常
私は写真家として出発した
私は意識という病魔に冒されている
私は私の仕事を再び開始しようと思う
わたくしたちは答えられずに〈絶句〉した
...re:cover
「何かが喪われていく」
新たな闘争宣言
...「ぼく」の耳には...?
so this is...
...goodbye